美波そだち:オーストラリア産ミナミマグロ

オーストラリア産ミナミマグローきれいな海の豊かな味わいー

美波そだちについて

ミナミマグロ ー 南半球のきれいな海を回遊

ミナミマグロは、オーストラリア周辺の海に生息しているマグロの一種です。成長するにつれ、南半球のきれいな冷たい海を回遊することで知られています。 ミナミマグロの稚魚は、西オーストラリアの海岸沿いに南へ移り、リーウィン岬を回って南オーストラリアの海域で群れを成します。ミナミマグロの若齢魚は南オーストラリアの沖で捕獲され、ポートリンカーンまで生簀の中で泳がせたまま曳航されます。

ポートリンカーンは、オーストラリア中南部のエアー半島南端に位置する町。南オーストラリア州都のアデレードから湾を2つ挟んで280km西にあり、豊かな自然に囲まれています。周辺では小麦農業が行われており、半径160km以内に海の汚染源となるような工業施設はありません。

およそ5000kmもの距離を泳いできた健康なマグロが、世界で最もきれいな海の一つである南オーストラリアの海域で捕獲され蓄養されます。捕獲は、ミナミマグロが回遊してくる毎年12月から3月の間に行われます。

ミナミマグロとCCSBT

ミナミマグロの漁獲量は、「みなみまぐろ保存委員会(CCSBT)」によって厳しく管理されています。オーストラリアの生産業者は、CCSBTが策定した条約議定に従い、ミナミマグロ資源の保持に努めています。

オーストラリアのキャンベラに本部を置く「みなみまぐろ保存委員会(CCSBT:Commission for the Conservation of Southern Bluefin Tuna)」は、世界的なミナミマグロの保存及び最適利用を適切な管理を通じて確保することを目的に1994年に設置されました。現在の加盟国は、日本、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、インドネシアです。